私の起業ストーリー:会社員から起業家へ

Company Formation

Thanksgivingの休日に読んだ本の中に、「ストーリーを語ることで人々の共感を得られる」というメッセージがありました。その言葉に触発され、今回は私自身の起業ストーリーをお話ししたいと思います。

東京からアメリカへ:会社員としてのキャリア

私は名古屋の出身で、これまで主に東京とカリフォルニア州で会計事務所や外資系企業で正社員として働いてきました。在職中は、次のキャリアステップを常に意識し、今の会社でどう成果を出せば次の転職でさらに良い条件を得られるかを考えていました。キャリアアップを目指して努力を重ねる中、会社員としての働き方の制約にも気づき始めました。

たとえば、親しい人が病気になり名古屋に頻繁に帰省する必要があったとき、時間的な制約が大きな負担となりました。また、アメリカ勤務が決まり労働ビザの発行を待つ間、数か月もの時間がありながら働くことができないという状況に直面しました。その時、「もっと柔軟な働き方ができたら」と考えるようになったのです。

そんな中、起業した友人と平日に旅行したとき、自分の時間を自由に管理できる起業家の働き方に強く惹かれました。

起業の決意と挑戦

L.A.で数年間会社員として働いた後、私は起業を決意しました。その理由は大きく3つあります。

  1. これまでとは異なる経験を積みたい
    長年会社員として働いてきた生活とは違う新しい挑戦をしたいという気持ちが高まりました。
  2. 働く時間とプライベートを自分で管理したい
    家族や自分の時間を大切にしながら、柔軟に働ける環境を作りたかったのです。
  3. 運命的な一言
    東京からL.A.に移る間に学んだ算命学の先生に、「あなたは従業員には向かない」と言われたことが後押しとなりました。

こうしてカリフォルニア州でS-Corporationを設立し、CEOとしての一歩を踏み出しました。しかし、最初の1年は困難の連続でした。どのように会社を運営すればいいのか誰も教えてくれません。すべてが手探り状態で、宣伝の仕方、システム構築、業務の進め方などを一つひとつ学びながら進めていきました。

失敗がもたらす学び

起業して最も感じたのは「失敗から学ぶ力」です。例えば、最初に立てた計画がうまくいかなくても、その経験をもとに次は改善できます。実際に失敗を繰り返す中で、次第に要領がつかめるようになりました。このような経験を通じて、失敗が知恵となり、成長の糧となることを実感しています。

新しい楽しみとの出会い

起業後は税務や会計業務に加え、マーケティングやデザインなど、これまで経験のなかった分野にも挑戦しました。Canvaを使ったデザイン作業では、中学生の頃に好きだった絵を描く楽しさを思い出しました。これまでのキャリアにはなかった創造的な仕事を楽しめるのは、起業の思いがけない喜びです。

S-Corporationの利点とおすすめ

私の会社はS-Corporationとして設立されています。この形態には多くのメリットがあり、特に起業初年度は、事業損失が夫の給与所得の源泉徴収税と相殺され、予想以上に大きな税還付を受けることができました。S-Corporationは税制面での柔軟性を活かせるため、柔軟な働き方や経営を目指す方におすすめの事業形態です。

起業を考えている方へ

私は現在、自分の時間を自分で管理できる働き方がとても気に入っています。会社員時代は、自分の好き嫌いに関係なく、やらなければならない仕事がありましたが、今は自分が心から提供したいサービスをお客様に届けることができます。

起業を検討されている方、またS-Corporationについて詳しく知りたい方は、ぜひ弊社にご相談ください。働き方を見直し、時間と仕事を自分でコントロールしたい方のサポートを全力で行います。

起業は決して簡単な道ではありませんが、自分らしい働き方を実現するための素晴らしい選択肢です。皆さんの挑戦を応援しています!

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