6年半ぶりの日本帰国と、母校をめぐって思い出したこと

Miscellaneous Note

変化を感じた、6年半ぶりの帰国

5月下旬から家族で6年半ぶりに日本へ一時帰国してきました。
6年半前の私は、まだ独身で会社員として働いていました。あの頃はコロナもなく、毎日忙しく働く日々で、自分の人生やこれからの生き方についてじっくり考える余裕はなかった気がします。それが今では結婚し、子どもを育てながら、自分の名前で事業を営むようになりました。誰かに与えられた仕事をこなすだけの生活から、自分で選び、考え、責任を持つ日々へ――人生のステージが大きく変わったことを、帰国の中で改めて実感しました。

夢に出てくる学校を、家族と巡って

今回の帰国では、私の父の運転で、私がかつて通った保育園・小学校・中学校・高校を家族と一緒に巡ってきました。
どの学校も、私の記憶の中にある風景とはずいぶん違っていて、まるで夢の中の世界を歩いているような不思議な感覚でした。実際、これらの学校は今でもたまに夢に出てくることがあります。夢に出てくる「記憶の中の学校」と、今の「現実の学校」のギャップに驚きつつも、「ああ、私の人生はあの場所から本当にここまで来たんだな」と、胸が熱くなりました。

私にとって特別な場所、高校

とりわけ、私にとって特別な意味を持っていたのが高校です。
私の地元、愛知県にある高校は「地元の有名大学・有名企業を目指すこと」が“正解”とされるような校風でした。生徒の行動は細かく管理されていて、自由な発想や多様な価値観を育てるというより、「レールに沿って進む」ことが求められていたように思います。

アメリカ留学への想いと、悔しさが原動力に

高校時代、私は「アメリカに留学したい」と先生に話したことがあります。ですが、その時返ってきた言葉は、「受験がうまくいきそうにないから、そんなことを言っているんだろう」というものでした。まるで自分の想いや意思が否定されたようで、あのときの悔しさはいまでも忘れられません。

けれど今思えば、その“悔しさ”が私の人生の原動力だったのかもしれません。
あの頃、「この場所を出て、自分の意思で進んでいける世界に行きたい」と強く思ったからこそ、大学でアメリカ留学を実現し、そのままアメリカで暮らす人生を切り開くことができました。もし高校生活が楽しく自由で満たされたものであったなら、私はアメリカを目指さなかったかもしれません。

写真に込めた想いと、原点を見つめなおす時間

人生には、心が大きく動く“プラスの感情”も“マイナスの感情”も、どちらも意味があるんだなと感じます。
今回、家族で各学校の前で記念写真を撮ったのですが、自分でも意外だったのは、「一番飾りたい」と思ったのが高校の前で撮った写真だったことです。

「いろいろあったけど、私はここから飛び出して、今こうしてアメリカで暮らしてるんだよ」と、当時の自分に伝えたかったのかもしれません。

自分で選ぶ人生を支えるということ

今回は税金の話を少しお休みして、私自身の“原点”を振り返ってみました。
留学も、移住も、起業も、そして子育ても… すべては「自分で選ぶ」という意志から始まったものです。

いま私が行っている税務サポートやSmart Money Coachingも、まさにそうした“自分で人生を選び取る人”を支える仕事だと感じています。
読んでくださった方の心にも、小さな原点や記憶がよみがえるきっかけになれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました🌿

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